医療現場で活躍できる職種の多くは、専門的な資格が求められます。
しかし、資格や実務経験がなくても働くことができる職種もあるのです。
それが「看護補助者」というお仕事。医療行為を行うことはできませんが
医療現場における業務を円滑に進めていくために、なくてはならない存在です。
超高齢社会を迎えた日本において看護補助者のニーズはますます高まっています。

お任せする仕事

患者さんの身の回りのお世話や看護業務の補助・サポートを行う看護補助者。
勤務する病院や配属病棟によって内容は異なりますが
主に下記のような業務を担い医療現場を支えていきます。

環境整備

環境整備

病室、ナースステーション、汚物室などにおいて感染防止に努め、患者さんが清潔な環境で過ごせるよう、掃除や消毒を行います。

食事の配膳・ 下膳・ 介助

食事の配膳・ 下膳・ 介助

食事の配膳や介助、下膳を行います。きちんと噛んで飲み込めているか、食欲は落ちていないかなど患者さんの様子を観察することも重要です。
(日本大学医学部附属板橋病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院は介助なし)

入浴や清拭の介助

入浴や清拭の介助

お風呂への付き添い、衣服の着脱、患者さんの症状にあわせて準備を行い、安全に入浴ができるようにサポートします。
(日本大学医学部附属板橋病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院は介助なし)

排泄の介助

排泄の介助

トイレへの付き添い、オムツ交換、臥床による排泄等もサポートをします。
(日本大学医学部附属板橋病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院は介助なし)

患者さんの案内と移送

患者さんの案内と移送

患者さんを検査室や外来へ移送や案内をしたり、患者さんの心が休まるよう優しい声掛けを行います。

検体搬送

検体搬送

病気の原因や状態を調べる為の血液、尿などを回収し検査室へ届けます。

使用機材や備品の管理

使用機材や備品の管理

診察時に使用した機材を清潔に保つための消毒・洗浄、必要な物品の補充などを行います。
安全かつスムーズに診察や治療を進める上で重要な仕事です。

看護補助者の一日のスケジュール

※勤務する病院によって勤務時間や仕事の流れは異なります。

8:00
出勤
8:30
物品の補充、検体出し、移送
9:30
午前の入浴介助、排泄介助
10:30
ベッドシーツの交換やごみ回収などの環境整備
11:30
食事の準備
12:00
食事の配膳・介助、口腔ケア
13:00
休憩(1時間)
14:00
午後の入浴介助、排泄介助
15:00
物品補充(各部署の環境整備)検体出し
16:00
退勤